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実感算数教室

実感算数について

当E・Sスクールは、一般的な学習塾ではなく、自分で感じ、学び取る教室です。

1、右脳で学ぶ実感算数って、どんな算数ですか?

①教えることのできないことを、感じたり、イメージしたりするのが右脳です。

指1本、石ころ1個、鉛筆1本、紙1枚、絵本1冊、自転車1台、家1軒、人1人、1歩、1日、これらはみんな〈1〉です。
これらは、大きさ、形も、色も、長さも、古さも、みんな違うのですが、しかしすべてが〈1〉なのです。
これらのすべてが、〈1〉であることを、どのようにして子供に知らせるのでしょうか。
そうです。数は教えられないのです。
教えることはできませんが、五感で見たり、触ったり、なめたり、転がしたりして、何となく〈1〉を感じるのです。
さらに、見たり、触ったりを繰り返していくうちに、〈1〉をイメージできるようになります。
この「 感じて、イメージする段階 」は、右脳の働きです。だから、右脳のことを 「感覚脳 」や「イメージ脳」というのです。
〈1〉や〈3〉や〈5〉を記号や知識として身につけるのは、左脳の働きです。

②実感算数は、生きているから楽しい

右脳で捉えた「かず」は、自分で創造した「かず」の概念ですから生きた算数になります。だから楽しいのです。
数を知識として教え込まれたり、言葉として覚えこむ場合は左脳で受け止めます。
左脳から入ってきた算数は、「数の感覚」や「イメージ」が伴っていませんので、冷たく、形式的で楽しくありません。
だから落ちこぼれる子が出るのです。

③教える算数ではなく、自分で感じ、学び取る算数へ

当E・Sスクールの算数は、教える算数ではありません。色々な教材教具を使って、遊びながら自分で感じ取る算数です。
実感しながら、イメージしていく算数ですから、「実感算数」「イメージ算数」とも言っているのです。
早くできたらよいとか、たくさんできたからよいという算数ではなく、どれだけ経験したか、どれだけイメージして答えを引き出せるようになったかを重視する算数です。

④創造に結びつくのは数量の勘、ひらめきである

たし算もひき算も、かけ算・わり算も、量や長さや重さや深さの測定も、時間や空間の把握や、分数や図形を通しての幾何の学習も、すべて実感体験を通して量感を養っていきます。
この実感算数が身につくと、色々な組み合わせが自由自在にできるようになり、その組み合わせの中から自分独自の勘がひらめいて、新しい創造に結びつくのです。

「 45×98= 」 を筆算を使わずに答えを求めることができるでしょうか。
考え方は、まず自分で文章問題を作ります。
45こ入りの飴の袋が98袋あります。飴は全部で何こありますか。
ここで、もし45こ入りの飴の袋が100袋あれば、、
45こ×100袋=4500こ
もうお解かりでしょうか。
98袋では100袋より2袋少ないので、45こ×2袋=90こ少なくなります。
式で表すと 「 45×(100-2)= 」で4500より90少ない4410になります。
「 かず 」を実感していると大きなかたまりで捉えることができます。
イメージすると45のかたまりが100こより2こ少ない、とすぐにひらめきます。
かけ算ですので、かける数とかけられる数の「 何が何こか 」ということも大事です。
量感があれば、自分で問題を作ることもできます。

2、実感算数の特徴

①親や保護者の理解・協力に力を注ぎます

右脳教育は、親や保護者の協力が不可欠です。大人達は左脳式の算数が叩き込まれていますので、右脳式の算数のコツがなかなかつかめません。
E・Sスクールでは、右脳式の算数をやりますが、家へ帰ると親から左脳式の算数を教え込まれるというイタチごっこが続きます。ですからE・Sスクールとしては、年2回の参観に来て頂き、理解して頂くように努めています。
右脳、左脳と言っても、もともと一体のものですから、右脳から入れた数量概念は左脳をも養いますので、決して矛盾しません。
実感して習得した数量計算力は、数計算の基礎能力となり、一生理数系に強い子が出来上がります。

②3歳から始める意味

脳は年齢が低いほど成長しますし、脳成長のための刺激を求める要求も強いのです。
ですから早ければ早いほうがよいということがいえます。
ただし、数の概念というのは人類が最後に獲得した知恵で、非常に高度ですから、脳が一定の成長をしてからでないと受け入れが難しいのです。
3歳からが、もっとも好ましいということが医学的にも経験的にも証明されています。

③指先訓練の重視

指先は第2の脳と言われており、脳の成長と指先の器用さとは深い関係があります。
特に幼児は、手や指先から物を学ぶことが多いのです。
ですから指先が動かないと言うことは、頭が働かないと言うことに通じるのです。
脳を早く成長させたいと思えば、指先の訓練をたくさん繰り返し行うことが必要になります。
E・Sスクールの実感算数教室では、随所に指先を使う数遊びを入れてレッスンを続けます。

④3〜4歳からE・Sスクールの実感算数教室に入った子は、卒園時には小学校の2年生位の算数を楽々とやってのけます。

E・Sスクールは、学校教育の先取りでは決してありません。
むしろ学校教育の先取りは嫌っているのですが、結果として数感覚を身につけた子は、どんどん高度な数学をこなしていきますので、3歳から入学されたお子様は、幼稚園卒園時頃には2年生で習う算数程度なら、楽々とやってのけます。
中には、小学3年生くらいで習う算数を苦もなくやってのける子も決して珍しくありません。
ですから、お医者さんや歯医者さんのお子様は圧倒的に当校に入学されます。
また、優秀な私学に進学させたいと考えておられるお子様もたくさん入学して下さいます。

レッスンの流れ

実感算数教室(年少〜年長)

項目 内容
1 読本・音読 童話や昔話の絵を見ながら話を聞き、文章を声に出して読む。
2 フラッシュカード
(ドッツ、絵数、反対語、図形)
学年によって異なります
5進数での●の数や図形の名称を復唱する。
3 時計・時間 模型の時計を用いて時刻を読む、表す。
4 数の認識
(木箱、積み木)
数の概念・数の成り立ちを実感する。
5 指先育成 折り紙、切り絵・絵描き歌をすることにより指先能力を養う。
6 知力育成プリント 絵の合成・分解や同類図形・仲間集めなどの基本知力を確認する。
7 図形 色々な教具を使いながら、図形感覚・構成把握・空間把握を養う。
8 チューター チューターシステムを使いながら、思考力、判断力・問題解決能力を養う。
9 積み木 立体の構成を知り、かたまりで数を捉える。
10 数の合成・分解(個別) 個人の能力に合わせて、数の概念・数の成り立ちを確認する。
11 数プリント プリントを用いて、数の概念・数の成り立ちを確認する。

教室によって内容順序が多少異なる場合があります。

実感算数・実感国語教室(小1〜小6)

項目 内容
1 図形遊び 色々な教具を使いながら、図形感覚、構成把握・空間把握を養う。
2 点描写・積み木 模写能力の育成と立体の構成把握能力の育成。
3 音読 詩や物語を声に出して読む、暗唱する。
4 フラッシュカード 熟語や図形の名称を復唱する。
5 知力育成プリント 絵の合成・分解や同類図形・仲間集めなどの基本知力を確認する。
6 演習テキスト
(国語)
時間を計りながら集中して問題(漢字・文章読み取り)に取り組む。
知らない言葉は辞書で引くようにする。
7 演習テキスト
(算数)
時間を計りながら集中して問題(計算・文章問題)に取り組む。
8 数の認識
(個別)
個人の能力に合わせて、数の概念・数の成り立ちを実感する。
かけ算 → わり算 → 小数 → 分数
へと計算分野を広げていき、計算の基礎能力を身につける。
9 チューター チューターシステムを使いながら、思考力、判断力・問題解決能力を養う。
複数の能力を使って遊ぶ。
10 数プリント
(個別)
「 数の認識 」で身につけた計算能力を確実にするためのプリント学習。
計算テクニックとして身につけるのではなく、イメージを湧かせて計算ができたか、数を理解して計算をしたか、をプリントによって確かめる。

教室によって内容順序が多少異なる場合があります。